zhongjpn’s blog

瀬戸内海

音戸瀬戸へ行ってきた

窓の外を船が通り過ぎていく
音戸の瀬戸に面した食堂から

窓の外を車や電車が通り過ぎる、と言う形容はままある事やけど、でも船の場合は、、無い。
普通、船の場合は窓の外に見える、のはあっても通過は余り無いような気がする。少なくとも自分の経験に於いては。

この食堂、音戸の瀬戸最狭部西側に位置していて窓からは、瀬戸を通過する船が見えるという予測はしていたけれど、正直こんなに大きく接近して見えるとは少し驚きだった。
予測では、もう少し距離がある筈だった。

地図上に船の大きさを重ねてみた。
船は全長63m,幅は13m、対して海峡の最狭部の幅は67m程度、食堂の窓からの距離は、清盛塚を挟んで60m位。

周辺海域の見取り図。

松山から北上したフェリーは、音戸漁港に入ると西進し、潮流の激しい音戸瀬戸、その最狭部に入る手前で大きく直角に北に舵を取り、そして食堂の窓をかすめるように横切って行きます。
呉方面から松山方面への船はこの図の逆方向になります。念の為

尚、この食堂がある“うずしお会館”は、音戸瀬戸公園から橋を渡った所の旧市街に位置する観光情報センターで、他にも休憩所、土産物店等が併設されています。

〇5月初め、つつじが満開の筈の音戸瀬戸公園。でも去年同様期待外れ、写真では満開でも、間近で見るともうしおれた花が多かった。

去年もこの時期来たけれど同じような感じでがっかりした。連休なので結構沢山の車が詰めかけていたけど、皆さん、同じ思いだったのかなあ、と思う。来年からは少し考え直そう。

この公園、以前と較べ随分と寂しくなった。昔は食堂や土産物店等、色々な公共の施設が在った。まだ数年前までは 汐音と言うスーパー銭湯を併設した絶景のレストランがあったけどここも最近無くなってしまった。コロナのせいかもしれない。おまけに公園側から西の対岸に渡る手段も車以外無くなった。音戸渡船がこの春で営業を終了した
更に輪をかけたのが、9年前に出来た第2音戸大橋、この新しい大橋は、呉から倉橋、江田島方面へ車での移動は便利になったやけど、音戸公園は素通りする。
5月連休中結構な人が訪れている、でも海を見下ろしながら食事が出来るレストランが公園内に無い、と言うのは切に寂しい限り。