zhongjpn’s blog

瀬戸内海

コロナ日記⑨

コロナ日記⑨ 2021年3月8日(月)
今年に入って、この3月初旬に至るまで、電車を一遍も利用していない自分を発見し、驚きもし、又悲しくもなっている今日この頃。

〇そんな中、コロナ禍に関して国や専門家から下げ止まりと言う表現が、マスコミを通してよく聞かれるようになってきました。この下げ止まり、と言う表現、間違いなくネガティブな意味合いで使われており、不十分と言う事の様ですが。
大阪府知事がこの表現はおかしい、とのコメントを最近出しました。正にその通りやと思います。下げ止まり、と言うのは高止まり、も同じですが数値は後追いでついてくるものです。 或る数値の状況が続いたときに使う言葉で、元々良し悪しを判断する物ではない筈です。
地域差の問題もあります。僕の住む中国地方で言うと、島根県鳥取県、では ほぼ陽性者なしの状況が続いています。でも、国や専門家のご意見の中で それらの県を除いて下げ止まっている、と言う表現は聞いたことが有りません。又、それらの県は下げ止まっている、と言うのも聞いたことが有りません。

〇感染状況の最新版です。
f:id:zhongjpn:20210308124540j:plain

[f:id:zhongjpn:20210308124625j:plain
f:id:zhongjpn:20210308130137j:plain


これらを見る限り、もし下げ止まりと言う言葉をどうしても用いるならば、関東4都県を除いて 十分に下げ止まっている、と言う事になるでしょう。
8日の新聞では、3月7日、47都道府県の内、17県が陽性者ゼロとして記載されていました。

東京五輪の疑問、全く関心のない者からの記述ですが。
コロナ禍の もやもや、の中で未だに五輪は必ずやる、と言っている国と都、でも一体いつまでにどこまでコロナ禍が改善すれば、そして一体誰が最終判断をするんでしょうか?  各指標に基づき各地域ごとの指標で判断するしかない、と思います。
そして、主催者及び全世界から人が集まる東京、関東地域の判断基準は、他の地域よりも厳しい数値を課すのが当然でしょう。それがクリアー出来るのであれば、島根県知事をはじめ、地方の首長さん達も或る程度納得されるかもしれません。勿論、関係している諸外国も同じです。
もっとも、これから寒い季節が始まる南半球の国々では更なるコロナ禍も予想されるので、五大陸の選手たちがちゃんと集まれるのかな、と言うのも大きな疑問ですね。

コロナ日記⑧

コロナ日記⑧ 2021年3月1日(月)
全国的には明らかに感染者が減少していて、春以降は色々と希望が持てそうな感じになってきました。
但し、関東4都県は除いて、と言う大きな注釈を入れないといけないのが残念ですが。
〇直近の10万人当たり一週間の感染者数を更新しました。主要地域となっているのは前回までと同じです。全国陽性者に対する比率を追加しました。
f:id:zhongjpn:20210301190139j:plain

特に月末の28日では、関東4都県の陽性者数の全体に占める割合が0.70に増えています。全体の70%が関東4都県で占められています。元々多く55~60%くらいで推移していました。他方、中国、関西はなだらかなカーブを描いて減少中に見えます。
前回と較べると、中国、関西では大きく改善されているのに対し、関東は僅かな減少に留まっています。
〇2月の感染状況です。全体に右肩下がりですが、この1週間を見る限り関東が増えていて、それに引きずられて全体での減少に歯止めがかかっています。
f:id:zhongjpn:20210301190215j:plain

中国3県ではこの1週間、10人以下が続いています。島根、鳥取は 大体ゼロか1人の日が多く、中国地方5県は全国的に見てもコロナ対応は成功していると思われます。
f:id:zhongjpn:20210301191824j:plain

コロナ日記⑦

コロナ日記⑦ 2021年2月20日(土)
covid19、ワクチン接種が開始され、又全体の感染者数も減少に転じ、少し明るさが見えてきたような気がしています。昨年12月に想定外の新たな急激な感染拡大が始まり、今回の収束のタイミングについては各界とも極めてナーバスになっているような気がしていますが。

〇今回は、色々な感染指標の内、10万人当たりのこの一週間の感染者数をグラフにしてみました。2月12日から19日のデータを基にしています。
f:id:zhongjpn:20210220125843j:plain
47都道府県別のデータは、あちこちに出回っていますが、前回と同じ趣旨で、関西、中国地方を中心とした主要地域別のグラフになっています。

全国では、7.43人、関西3府県は7.01人、関東4都県では14.03人、そして中国3県では2.03人となっています。関東4都県は全国、関西と較べ倍以上の感染者数になっていて、諸悪の根源がこの関東4都県になっているのは明らかです。
中国3県は優秀です。直ぐにでもGOTO,,を再開してほしいくらいです。島根、鳥取は、この指標、元々少なく1前後なので中国5県は優等生ですね。

〇12月24日からの感染者グラフです。
f:id:zhongjpn:20210220130047j:plain
1週間を1サイクルとして各地域とも増減を繰り返し乍ら、1月8日をピークとして、減少に転じています。しかしこの1週間を見る限り再び増加傾向になっていて、その主要因が関東4都県にあることは明白になっています。

〇2月18日、島根県知事がオリンピック聖火リレーの県内リレーについて中止する、との見解を打ち出しました。東京のコロナ対策が不十分である、との理由で。
それは、今回集計した地方別の感染者数でも明らかです。日本全体の感染者数の足かせになっているのは、関東4都県です。オリンピック開催都市として、本来ならば日本で最も感染症対策が進んでいなければならない地域が、尤も遅れている訳ですから。
本当、島根県知事にはエールを送りたいですね。何でもかんでも国や東京の言いなりににはならない、と言う強い意志が感じられます。出費丈強いられて、恩恵が殆ど感じられない西日本、そんな自治体の思いを丸山知事が代弁してくれました。

〇あと2週間と少し、3月6日頃は、24節気の一つ、啓蟄(けいちつ)です。虫たちが目を覚ます時期、とされています。
我々も、そろそろ外に出掛けたいですね。

コロナ日記⑥

コロナ日記⑥ 2021年2月8日(水)
中国地方を中心にしたコロナの感染状況、データを取り始めて1カ月半になりました。
このような作業は時間つぶしと言うと少し不謹慎かもしれないと思いつつBLOGを更新しています。 全国では1月8日をピークにこの1か月、山谷を5回繰り返しながらも、明らかに減少に転じています。山の高さで言うと1/3にまで減ってきました。各地域での私見です。
f:id:zhongjpn:20210208211517j:plain

〇中国3県、この1か月、全国比2%前後で推移
〇関西3府県、この1か月、全国比14%から12%に減少しています
〇関東4都県、この1か月、相変わらず全国感染者の過半数を占めています。
私見です。
中国、関西は皆さんが頑張ったのかな、と思います。この時期に緊急事態宣言を延長と言うのは、余りにも短絡的過ぎないかなあ、と。
条件付きで良いので、この宣言は近い内に解除されるべきかと思います。
域内限定で良いので、少なくとも中国、四国、そして関西とのGoTo、の再開をして欲しいと思います。
〇他方、広島市での大規模な、70万人前提のPCR検査は是非やっていただきたいと思います。今まで避けてきた闇の部分をあぶりだしましょう。コロナ対策で今後の大きな糧となると思います。対象区域の方には是非積極的に協力して頂きたいと思っています。

コロナ日記⑤

コロナ日記⑤ 2021年1月27日(水)
自粛生活の連れずれに脳トレを兼ねて自分なりの見方をグラフにまとめています。まとめ始めて約1か月、全体的には感染者の減少傾向が続いているようです。
f:id:zhongjpn:20210127132345j:plain

〇今回は、地元中国地方3県もグラフにしてみました。
f:id:zhongjpn:20210127124424j:plain
こちらも減ってきています。1か月前は広島県が際立っていましたが今は3件が拮抗しています。山口県については1週間前の周南市宇部市の施設でのクラスターが尾を引いているようです。周南市では新たに26日、高校でクラスターが発生しています。

毎日の増減にとらわれず、ある程度のスパンでの傾向を見る事にしています。又、前回にも記述したように、一つの限られた自治体での変化ではなく、周辺の自治体をも含めた感染者数が実態に合っていると思われるので、そのようにまとめています。

広島市では80万人対象のPCR検査を実施するようです。実質的には市中心部に住む無症状者の任意なので28万人程度を想定しているようです。今までこのような試みは日本では無く、無駄遣いと言う人も居ますが、僕は湯崎知事の英断に敬意を表したいと思います。
全国向けテレビのコロナニュースは東京一辺倒ですので中国地方以外は知らない方が多いかも知れません。放送のあり方が問われています。

〇思う事
PCR検査数に応じて陽性者数の増減がはっきりしています。具体的にはグラフで分かるように1週間の周期で繰り返しています。週初めに低く、終わりに高いと言う事。土日は検査数が少ない、と言う事でしょう。検査数が多いと感染者も多くなる。
でも、ならば去年3~5月にかけての陽性者数との相対関係はどうなるんでしょう。当時の検査数は今の10分の1以下の筈です。だったら当時の陽性者数は10倍しなければならない訳です。土俵が全く違うんです。全国の去年春からの陽性者数累計、て何の意味があるんでしょうか?
素朴な疑問です。

コロナ日記④

久々のコロナ日記となりました。

今は国の対応と地方の対応とが入り乱れて、何が何だか分からないような混沌としたもやもや感が漂っています。小さな国土に47都道府県があり、それぞれの知事がバラバラで声を上げ、断片的に政府は国のメンツを保つため緊急事態宣言をある地域にのみ出していると言うような気がします。

f:id:zhongjpn:20210118131044j:plain
この表は12月24日からの全国感染者数の推移、緊急事態宣言の出ている関西、関東の感染者数推移そして地元広島を含めた3件の感染者数推移をグラフでまとめたものです。各都道府県単位ではあまりにも断片的なので地域で括りました。道州制の先取りみたいな表になっています。
これから首都圏での増減が全体の増減に大きく関与しているのが分かります。かなり激しく増減を繰り返しているようです。
他方、関西3府県と地元中国3県について言えば全体的に増減は緩やかなカーブに落ち着いています。

〇今思う事
広島県でも新規感染者数は11月半ば頃までは1桁台でした。当時と比べると最近は随分と増えてきています。関西、関東と較べるとまだまだ少なくて今の所、生活に制限を感じることはありません。 三密でのマスク、帰宅時の手洗い、を心がけているだけです。でも、電車に乗っての小さな旅行でも、何となくですが自粛状態になっています。パートで務めている近くの老人福祉施設では11月24日からは再び面会謝絶となりました。それまでは限定して面会の方の受け入れをしていたのですが。
西条の酒蔵ボランティア活動は一部再開していましたが、広島県を含め全国的に感染者が大幅に増えたこともあり、年明けからは再度全面的に活動が休止となりました。ガイドとしてのモチベーションを保つ事が困難な状況になりつつあります。

〇後書き
あえて第3波と言う表現は使いませんでした。

ある島の現実その後②

前回の①を公開してから9ヵ月が経過しました。続編がやっと出来ました。
瀬戸内海、ある島の現実その後②です。
3月以来の投稿となりました。

その間、一旦は終息方向と思われたコロナ禍の第三波が12月に入って猛威を振るい、この広島県も例外では無くなってきました。

2019年9月で、母屋を残して、全ての建屋、樹木が撤去されたのは、前回までのブログの通りです。
その後の作業はスローペースで進んでいます。

1、母屋丈を残し、作業の後が生々しく残る敷地でしたが、其処に門扉が完成しました。
f:id:zhongjpn:20201218193343j:plain
門扉そのものは新たに買ったものではなく、我が友人があちこちから不用となった部材を集めて調達したそうです。
敷地内部からの、最新の画像です。セメントを流し込んだ後になります。
f:id:zhongjpn:20201218193541j:plain

セメントを流し込む前です。
f:id:zhongjpn:20201218193435j:plain

2.この3月には、母屋の下屋根、軒先の補強を行ったところまで記述しました。立て付けが悪くなっているところです。
f:id:zhongjpn:20201218201723j:plain

修理前、軒先が大きく垂れて、瓦が破損しています。
9月には軒先修理作業の為、作業用足場を組み立てました。予想外の難工事でした。この鉄骨は、ご近所の業者の方よりお借りたものです。とにかく重くて、又古い物なので組み立てるのに随分苦労しました。平地ではないので足場の土台が悪かったのも苦労した原因です。ずぶの素人が初めて組上げる訳ですから段取りは悪く試行錯誤を繰り返し乍らやっと組みあがったわけです。出来上がった時は本当にほっとしたものです。
f:id:zhongjpn:20201220155748j:plain

今回は、門扉設置作業の前にその復旧作業が行われました。軒先が垂れ下がって、即ち軒を支える垂木が朽ち果てているところの部材の交換、及びずれて破損している瓦の葺き替え、及び接着作業です。
垂木は新しいものに入れ替え、板を取り換え、瓦を葺き替え、それをセメントで接着をします。ここでの僕の仕事は、下でセメントを練ってバケツに入れて上に届ける事でした。
f:id:zhongjpn:20201220155907j:plain

完成です。
f:id:zhongjpn:20201220155956j:plain

3.今までの経緯を簡単におさらいしておきましょう。
この築90年以上になる邸宅は、友人の今は亡き奥さんの実家で、長い間空き家になっていました。
2018年、行政から路地に張り出した納屋の軒瓦が落下する危険性を指摘され、我が友人は対応に乗り出しました。確かに老朽化で垂木は腐敗し瓦がずり落ちる寸前になっています。

1)2018年9月解体作業前
敷地の殆どが樹木で覆われていました。
鳥瞰図右側、切妻の建物が問題の納屋です。
f:id:zhongjpn:20201218202420j:plain

敷地内から見た画像です。土塀と、庭を覆いつくす樹木です。
f:id:zhongjpn:20201218202449j:plain
f:id:zhongjpn:20201218202507j:plain

2)2018年11月~2019年7月にかけて
納屋を除く土塀、門、風呂場、そして炊事棟などが解体されました。
f:id:zhongjpn:20201220160051j:plain


3)2019年8月~9月
最終的な納屋の解体です。
f:id:zhongjpn:20201220160208j:plain
巨大な足場は流石に素人の老人パワーでは無理で業者さんで組んでもらいました。又屋根に上る作業は、建築のプロである友人にお願いしました。

途中、8月半ばの台風で、一本丈残した貝塚の巨木が隣地に倒れこむ、と言う災禍にも見舞われました。
f:id:zhongjpn:20201220160250j:plain
2019年9月6日までに、母屋を残して、全ての建屋、樹木が撤去されました。
巨木倒壊後の鳥瞰図です。
f:id:zhongjpn:20201220160351j:plain

納屋解体後、母屋丈になった画像です。この正面に今回、門扉が出来た訳です。
f:id:zhongjpn:20201218213329j:plain

4.後書き
今年は、2020年春に始まったコロナ禍で、未だ終息を見極めることが出来ない状況の中で暮れようとしています。
そんな中ですが、この島での小さな、でも未来への前向きな歩みは、僕にとっても非常に力強い啓発を受けたような気がします。
島のご近所でも結構注目の的になっているとの事です。
今後、この2年以上に及ぶ努力の結果がどのように実を結ぶのか、楽しみにしたいと思っています。少しでも、島の将来に一石を投じることになれば良いと願っています。
老人パワーも捨てたものではないですね。